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 ここにご紹介する文章は、過去・現在、宮の台幼稚園にお子様を通わせている方々に「みやのだい」の様子を語っていただいたものです(在園状況は2006年現在)。



●城さん


「たいせつなものは目に見えない」

 宮の台幼稚園にお世話になった2年間は、短かったけれど濃密な時間でした。
時間の密度が濃いのは、親が保育に関わる時間が長かったからだけではありません。濃密な時間の理由を考えるときに真っ先によみがえるのは、行事や人との出会いではなく、宮の台で「感じたこと」です。

木造の園舎の暗がり(ホールと台所の間の廊下やホールの絵本棚近くなど)に入ると、どんなに外が暑くてもひやりとした空気が漂っていること。靴箱近くの敷き板を裸足で歩くと足の裏がざらつくこと。水まきをしたあとの園庭から立ち上る熱気を含んだ空気の匂い。びわの木に登る子どもを見上げたときのまぶしさ。花壇の色鮮やかな花々。子どもたちの声に混じって耳に届く動物たちの声。夕涼み会の暗闇と花火のコントラスト。冬の日の役員会でのしんしんと冷え込む寒さと、大きな石油ストーブがもたらす包み込むような暖かさ。

 感じたことなので目には見えなかったり、言葉にはできなかったりということが多いのですが、これらの感触はみな、自分が子どものころに味わった感覚ととても似ていて、心の底から安心しました。幼稚園で過ごす時間は、まるでデジャヴュのように、自分が子どものころ過ごした時間をたどるようでした。

 サン・デグジュペリの『星の王子さま』にあるように、「たいせつなものは目には見えない」のであれば、たくさんのたいせつなものをいただいたことが、時間を濃密にしていた理由なのだと思います。そしてそこには ―キリスト教に基づく教育を実践している宮の台には― 目には決して見ることができない神さまの存在が、きっと息づいているのだと思います。たとえば桃の木の葉裏に。たとえばドロだんごを作る砂のなかに。たとえば教職員のなかに。たとえば園の門をくぐったすべての人のなかに。

 目にはみえないたいせつなものが、子どもたちの人生を支えてくれますように。その心と体を守ってくれますように。神さまに祈るような気持ちで、今、宮の台を思い出しています。



●古谷 千早さん(年長在園)


 一人っ子のこともあり以前から縦割り保育に魅力を感じてはいましたが入園前、複数の幼稚園を見学して迷いだし・・・。そんな母に「うさぎがいて、おとこの先生が『たかいたかい』をしてくれた幼稚園に行くよ!」と息子がきっぱり。
この一言でもう迷うことなく入園を決めました。

 子どもの短所も長所も個性としてまるごと受け入れてくれる、担任の先生だけでなく、全員の先生が深くひとりひとりの子どもに関わってくださるので、来園時やおたよりで園での様子をお聞きするのが楽しみです。

 縦割り保育により、お兄さんお姉さん達に対する憧れや、小さい者に優しくする気持ちが養われ、キリスト教保育により、大きな存在の前に敬虔な気持ちになることを教えていただいています。
 また、親子で参加できる行事も多いので家族ぐるみで楽しませていただいています。親子ともに登園するのがワクワク!集団生活のはじめの一歩を宮の台幼稚園でスタートできたことを心から嬉しく思っています。



●宮下 亜紀さん(2003年度卒、年長・年少在園)


 宮の台幼稚園は、子どものための幼稚園だと思います。
 親に見せるための保育ではなく、あくまで子どものための場所であり、自由に過ごせます。しかし、自由であるということは難しく、想像する力が必要です。自分でしたいことを見つけ、遊びを考え出し、お友達を探さなければなりません。そしてその中でルールを作り、いろんなことを学んでいきます。

 小学校3年生になる長女は、入園当初何をしたらよいのかわからず、急に与えられた自由に途方にくれていました。その姿に私は大変ショックを受け、それまで常に指示を出し、見守ることがなかったのだと反省しました。

 宮の台の先生方は、子供たちを温かく見守り本当に辛抱強く待ってくださいます。また、元気で活発な子だけに光が当たるのではなく、一人ひとりがそのまま受け入れてもらえます。大人しくて人見知りの強かった長女は、その後先生を信頼して、自分の居場所を見つけ、仲良しのお友達もできました。今でも幼稚園が大好きです。彼女にとって、存分に遊んで本当に楽しかった幼稚園の思い出は、心の拠り所となっているようです。

 その後入園した長男、次男も、楽しく通っていて、毎日泥だらけになって満足げな顔で帰ってきます。そして、お友達の話をよくしてくれます。彼らもきっと大切な思い出をたくさん作り、その後の力としていくのだと信じています。



2006年度 わかばの会会長 橋口 直子さん(年長・年少在園)


 私には今、年長さんに長男、年少さんに次男と二人幼稚園にお世話になっております。
次男は3月生まれで、3歳になってすぐこの4月から通い始めました。兄と一緒とはいえ、まだ3歳になったばかりだし、泣いたり行きたがらなかったりするだろうと覚悟していたのですが、なんと初日から今に至るまで全く嫌がることなく、ニコニコとバスに乗り、毎日ドロドロになり、一日に何回もお着替えをして、またニコニコとバスに乗って帰ってきます。私が幼稚園にいても全く私の所に来ることもありません。唯一、一度だけ泣いたのですが、「お母さんと一緒に帰るの嫌だ〜バスに乗る!」と言って泣いていました。

本当に毎日、先生方にニコニコと見守られ、心行くまで泥遊びに熱中し、自分のペースで遊び、楽しんでいるようです。

 長男は始め幼稚園に慣れるのに時間がかかりました。たくさんの子どもたちの中に入るのは苦手で、内弁慶だった上に自分のやりたくないことはやらないといった頑固なところもあり、親としては心配な子でした。皆が粘土をやっていても、一人だけやらずに見ていたりすることが多かったのですが、宮の台ではいつも長男のペースに合わせてくださり、皆と一緒に行動するように言われたことはなく、少しずつ長男のペースで成長することが出来ました。

 親から見ると短所に見えるところも、宮の台の先生方は個性としてそのままの長男を認めてくださったところがとても良かったと思います。今ではすっかりたくましくなって、生き生きと幼稚園に通っています。幼稚園で私が長男に声をかけても「お母さんはやることがあって幼稚園に来たんでしょ、ちゃんとお仕事したら!」と言われてしまいます。

 おかげさまで今年度、私は役員のお仕事にかなり専念できそうです。
でも何よりも二人が幼稚園大好きで毎日元気に通ってくれているので、私自身もがんばっていけるのだと感じています。私もこれから幼稚園でたくさんのことを学ばせて頂けることを嬉しく思い、楽しんで役員のお仕事をやらせていただいています。










宮の台幼稚園 〒245-0012 横浜市泉区中田北3-29-1 TEL・045-802-0266 FAX・045-801-5111

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